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税金解説・簿記会計

2024-08-28

今からでも全然遅くない!vol.1 管理会計と財務会計の違いを簡潔に解説?! 経営には両方の理解が必要です!


こんにちわ、となっぴぃ☆です。
本日は、「今からでも全然遅くない!管理会計と財務会計の違いを簡潔に解説?!経営には両方の理解が必要です!」を解説いたします。

 
特に、「資金調達」、「節税」、「生産性」を把握するには必ずと言ってよいほど、管理会計と財務会計の両方の知識が必要です。それでは早速、こちらから見ていきましょう!

Q1.経営の重要な要素な意思決定には、「管理会計」と「財務会計」が必要と聞いたのですが、そもそも、2つの会計の目的は何なのでしょうか?


■はい、「財務会計」は外部向け、具体的には金融機関や税務署への提出、そして、「管理会計」は内部向け、具体的には経営者や部門長が経営の現状を数字で理解し、次の資金調達などの次の一手を考察するのに、必要な会計のことですね。具体的に見ていきましょう。
 
まず、財務会計ですが、中小企業ではほとんどが税理士先生が作成
しているのではないでしょうか。
株主と代表者が一緒のことが多い中小企業において、外部に必ず報告をする対象としては、資金調達をしていれば「金融機関」、そして赤字であろうと、申告書を作成するのに、必ず添付する「税務署」ですね。
財務会計の目的は、「財務状況」や「業績」を反映する情報を外部に公開することですが、「財務状況」は主に、金融機関や株主、「業績」は税務署をイメージして頂ければわかりやすいかもしれませんね。
一方で、管理会計の目的は、経営者や部門長などの社内関係者が、変動費・固定費などのコストの詳細な分析、予算作成、将来の財務予測、などを把握するために作成されますね。
こちらを前提として、次にいきましょう。

Q2.①社内に経理の人間はいる、若しくは②経理の人間もいない企業では誰にこの2つの会計を作成してもらえば良いのでしょうか??


■はい、財務会計は一定の企業会計のルールが必要ですので、税理士先生、簿記の知識があれば、管理会計は少し教えてもらえれば、社内の人間でも作成できます。もう少し、詳しく見ていきましょう。
 
中小企業の財務会計は、基本的に税理士先生に作成してもらいますが、ここでは「中小企業の会計に関する基本要領」というルールに従って作成をして
決算書や申告書を作成していくことになります。
しかし、これはあまりにも複雑な簿記の知識が必要だったりします。
ですので、財務会計に関しては、外部の専門家に作成してもらうのが良いですね。
そして、管理会計は、財務会計を応用して作成することができます。
必ず1年に1回外部に提出する必要がありますので、作成した財務会計を元に管理会計の資料を作成する方が手間がかからないわけですね。
管理会計のほとんどは、「資金繰り」と「業績」の原因管理を究極の目的に作成が行われます。
具体的には次を見ていきましょう。

Q3.「財務会計」は毎年、税理士先生に作成してもらっている貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書ということは理解したのですが、管理会計は主に何を作成するのですか?


■はい、変動費と固定費とを分けた「変動損益計算書」をまずは作成し、次に様々な分析資料を作成します。具体的に見ていきましょう。
 
「モノ」を製造したり、販売する事業を行っている場合、生産量に左右されない採算性を見ることができるが重要になってきますね。
そこで、売上が上がれば、支出も同じような割合で増える項目を変動費とし、売上高から変動費を差し引いた額を「限界利益」とすることで、固定費をいくら減らせばどれだけ利益が出るのかが一目瞭然となります!
ちなみに、変動費以外の項目を固定費として計算するのがコツですね。

さらに、管理会計では、
①予算と実績の対比分析の資料
②コスト構造とコスト削減のための分析の資料
③部門やプロジェクトの業績評価のための資料
④原価計算を導入した緻密な価格設定戦略の資料
⑤将来の資金繰りに関わる財務状況の予測のための資料
これらを、作成することが安定的な経営の第一歩に繋がるわけですね。

管理会計の作成には簿記の知識が不可欠になってくるので、社内に簿記の知識を有する人がいれば、税理士先生に教えてもらって
社内の人に作成をお任せする。
しかし、社内に簿記の知識が無い企業であれば、普段は財務会計しか
しない税理士先生に、大卒新卒社員1人分くらいの報酬を毎月お支払いして作成してもらうことが出来れば、是非作成してもらうことをお薦めいたします♪まずは資金繰りの把握が、企業経営の命ですからね!

以上、簡単に財務会計、管理会計の違いを解説いたしました!これからも、管理会計を中心に簡潔に解説していきます!
皆さんの感想、コメント欄で是非聞かせてくださいね♪

 


 

いかがでしたか?
本日は、「今からでも全然遅くない!管理会計と財務会計の違いを簡潔に解説!
経営には両方の理解が必要です!」
について、簡単に解説いたしました。
次回も、管理会計と財務会計に関する解説をお届けしていくから楽しみにしていてね。

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