2024-08-06
経営戦略に役立つ最新のM&A情報!vol.6 注目のM&A3選! 2024年注目のM&A、毎週チェックしましょう!
2024年8月の第1回目、「最新のM&A情報!2024年、注目のM&A3選!」
今回は、オートバックスセブンや税理士先生に関係の深い日税サービス、そして、ソニーミュージックのM&Aを簡単に解説いたします。
今回ご紹介する情報は、概要欄にも色々と内容の濃い情報を紹介しているから、
毎週チェックしてくださいね!まずは、こちらから。
Q1.車用品で身近なオートバックスを運営する「オートバックスセブン」が、2024年8月30日付けで買収するようだけどどのような会社を買収するのでしょうか?
■自社ローン型、中古車販売事業の「オトロンカーズ株式会社」の全株式を、8月30日付けで、株式譲渡のスキームで買収するようですね。
オトロンカーズ株式会社(以下、「オトロン」)は、2011年に埼玉県ふじみ野市にあるアパートの一室より創業した会社で、他社ではオートローン審査が通らない顧客のために、固有のノウハウ・審査基準等に基づく独自のオートローンを提供し、重要な生活インフラである自動車の販売をする会社ですね。
オトロンは、一層安心・満足してサービスを活用頂くためには、経営管理体制や信用力の更なる強化が重要であり、また、オトロンのサービスをより広く日本全国に広げていく上では、巨大な事業体の管理運営ノウハウや体制の更なる強化が必須であると考えていたところ、オートバックスグループの一員に加わることで、それら多様な経営リソースの強化を実現し、次なる成長の段階へと踏み出すことが可能となると考えて、今回の株式譲渡に至ったようだね。
オートバックスは東証プライムに上場する会社ですが、こういった未上場の会社でも中小企業だからこそ出来る強みがあり、オトロンで言えば、ローンの仕組み・ノウハウを活用し、新たな自動車ファイナンスサービスの開発などをオートバックスが検討出来るので、非常にWinWinなM&Aかもしれないね!
Q2.税理士先生とも関係が深い保険代理店、「日税サービス」が、2024年3月にM&Aをしていたみたいだけど、どのような会社をM&Aしたのでしょうか?
■同じく、保険代理店の「株式会社富士グローバル」を買収したようですね。
株式会社 富士グローバル(以下、「富士グローバル」)は、1990年に創業し、単なる保険の販売だけに留まらず、企業の福利厚生制度の構築やWebセキュリティ対策、など、中小企業の課題解決に向けた多角的なサポートを強みとする会社のようですね。
譲渡のきっかけとして、M&Aキャピタルパートナーズ様の成約事例によれば、代表自身や従業員の年齢が上がり、会社の若返りが必要だと感じていたところも大きかったと、富士グローバルの代表はおっしゃっていますね。
一方で、日税サービスは保険だけでなく、経営コンサルティング、資産管理、不動産、広報宣伝など、企業が直面するさまざまな課題に対応できる体制を整えているところ、富士グローバルが持っている海外リスクマネジメントのノウハウは、日税サービスにはなく、顧客により良いサービスを提供する上で非常に重要だとして、シナジーを改めて期待しているようだね。
Q3.ソニーグループの傘下で、音楽事業のソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)が、株式の譲受けをしたと、7月31日付けで公表がありましたが、どのような取り組みをされたでしょうか?
■2,200 万人を超える会員を保有する「株式会社イープラス」の株式を51%まで保有するすることとしたようですね。その狙いについて、解説を見ていきましょう。
株式会社イープラスは、1999年に設立し、SMEとクレディセゾンの合弁会社であるところ、チケット事業の環境変化に伴い競争が激化する中、イープラスを、チケット販売にとどまらない総合ライブエンタテイメント企業としての業態変革に挑戦するため、今回の株式譲渡にいたったようですね。
SMEはYOASOBIや米津 玄師など、様々な国内アーティストを抱えたり、アニメ、鬼滅の刃などを制作する会社もグループ会社で保有しているところなので、独自のライブやイベントを国内外の企業と協業・共催し、アジア圏を含めたライブエンタテインメント市場の拡大を図る目的があるようだね。
皆さんは、今回の3件のM&A事例でどのような感想をお持ちですか?
是非、コメント欄で、ご気軽に聞かせてくださいね。
いかがでしたか?本日は、
2024年8月の第1回目、「2024年、注目のM&A3選!」について、解説いたしました。
次回も、M&Aに関する最新ニュースをお届けしていくから楽しみにしていてね。