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事業継承・M&A

2024-08-01

経営戦略のヒントになる、大企業のM&A事例!ゼンショーグループ、世界の外食王になるか?!「すき家」から「すし屋」へ?!時価総額1兆円超え!! もはや牛丼屋だけではない!飲食業におけるM&A戦略を解説!


こんにちわ、となっぴぃ☆です。
本日は、経営戦略のヒントになる、大企業のM&A事例!ゼンショーグループ、世界の外食王になるか?!
もはや牛丼屋だけではない、飲食業におけるM&A戦略を
簡潔に解説いたします。

 
今まで、なか卯、ロッテリア、COCO’S、ジョリーパスタ、ビッグボーイなど、
数々の外食チェーン店を買収してきた、株式会社ゼンショーホールディングス(以下、ゼンショーグループ」が
見据える次の未来を、直近のM&Aの動きを踏まえて、簡潔に解説していくね。まずはこちらから。

Q1.ゼンショーグループが今、凄い勢いでM&Aをし続けているそうですが、そもそも、ゼンショーとはどのような会社なのでしょうか?

■2023年7月に、時価総額1兆円を超えた日本一の外食チェーン店運営グループであり、外食チェーン経営の枠を超え、「世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」という理念で、食に関わる全プロセスを自ら企画・設計する会社のようですね。
そもそも、「ゼンショー」という社名の由来もユニークで、
全部勝つという意味の「全勝」、善なる商売の「善商」、禅の心で行う商売の「禅商」という3つの意味が込められているようだね。
これらの理念を元に、2000年7月に初めて、ファミリーレストランで有名なCOCO’Sの買収
を皮切りに、レストラン事業の強化のために2002年12月にビッグボーイ、ファストフード事業強化のために、2005年3月になか卯を立て続けに買収を行っていますね。
主な売上の構成として、国内外を合わせた外食事業が約87%ですが、
今の勢いを活気づけるきっかけとなったのが、2018年のアメリカでの持ち帰り寿司事業の参入に
なるわけですね。これを踏まえて、次の質問にいきましょう!

Q2.そもそも、寿司事業をやり始めたのはいつ頃からのなでしょうか??


■2002年10月に、回転寿司事業である「はま寿司」をオープンさせたのが、最初で、2024年時点では、店舗数が600店舗を超える、マンモス回転寿司チェーン店のようですね。
国内回転寿司の分野では、スシローとその市場競争で争っていますが、寿司事業の2018年に海外展開を
見据えて、アメリカのAdvanced Fresh Concepts (以下、AFC)を買収していますね。
もしかすると、ゼンショーグループと言えば、牛丼の「すき家」をイメージする人も多いと思いますが、20年以上も回転寿司事業を行っているんだね。
コロナ禍でも、すき家は32ヶ月連続、売上が前年同月比増収だったことも記憶に新しいです。
ゼンショーグループ全体の店舗数は、2024年3月時点でなんと、15,109店舗!
この勢いは、今後海外に向けられているようです。これらを踏まえて次の質問にいきましょう。

Q3.日本の他社の寿司チェーン店は、どのような経営状況なのでしょうか?


■国内店舗数トップの「スシロー」、追随する「くら寿司」の2社の状況を見ていきましょう。
スシローを運営しているのは「株式会社あきんどスシロー」で、その親会社が「株式会社FOOD & LIFE COMPANIES」。創業自体は1984年で、本社が大阪の吹田市。創業自体は、ゼンショーグループとそこまで変わらないですね。
2023年時点の情報では、グループ店舗数 1,123店舗で、海外スシローブランド 132店舗のようです!
ゼンショーグループの寿司部門、「グローバルはま寿司」の店舗数は、国内605店舗、海外62店舗と
勝機を海外に向けているゼンショーグループがどこまで店舗数を増やせるか、楽しみですね。
一方で、くら寿司はどうでしょうか。創業自体は1977年と競合の中では一番古く、本社がスシローと同じ大阪で、堺市のようですね。
2023年時点の情報では、くら寿司のグループ店舗数 649店舗で、海外では 103店舗!純粋な寿司事業部門の店舗数では、スシローが一番多いようですね。
3社の寿司事業の売上を比較した時に、「グローバルはま寿司」が約1,970億円、「スシロー」が3,017億円、「くら寿司」が2,114億円のようです!
今後も、3社の海外展開の動きも踏まえて、これは目が離せませんね。
これらを踏まえて、次の質問です!

Q4.ゼンショーグループが、色々と国内でM&Aを精力的にしているのはわかったのですが、今後どのようなことに注力していこうとしているんでしょうか?また、中小企業の経営者が見習えるようなところは、ありますか?


■2018年以降、寿司チェーン店、運営会社の大型買収が続いていることから、特に欧米の寿司市場を狙って、今後も海外での寿司事業の展開が加速するようですね。
ゼンショーグループの経営戦略から、中小企業の経営者が積極的に見習うべき姿勢として、
新規事業を立ち上げるとしても既存の事業と圧倒的なシナジーを図れるかどうか。これですね。
ゼンショーグループでは、現在、4つの事業形態、国内外食、海外外食、小売、介護、を展開していて、介護事業は比較的参入が新しく、2014年1月に北海道にある介護企業を買収してスタートしているね。
ゼンショーHDの外食事業を活用し宅食サービスの展開も進めていて、必ず必要となる食事を介護に
組み合わせることで、国内外食の売上の確実性を高めることも可能になるようなシナジーが見込めます!
そのような中、海外での寿司展開を見据えて、ゼンショーグループは2023年に、
ドイツの持ち帰り寿司会社、スシ・サークル・ガストロノミーを買収、立て続けに2023年にアメリカなどで
持ち帰り寿司チェーン事業を行う、スノーフォックス・トプコを約800億円で買収するなど、
海外での寿司事業の攻勢を狙っていることが伺えますね。

本日は、ここまでですが、その他にも、食に関わる、生産、製造、物流まで、ゼンショーグループはシナジーを見込んだ一貫したグループ経営が特徴的です。様々な経営活動が確認できる情報を概要欄に貼り付けておきますね。是非、コメント欄で、皆さんのご意見・ご感想を聞かせてください!

 


 
いかがでしたか?
本日は、「経営戦略のヒントになる、大企業のM&A事例!ゼンショーグループ、世界の外食王になるか?!
もはや牛丼屋だけではない、飲食業におけるM&A戦略」を簡潔に解説いたしました。
次回も、M&Aに関する最新ニュースをお届けしていくから楽しみにしていてね。