2023-09-26
インボイス制度の始めざるを得なくなった方への影響の緩和策とやめ方(いつまでに出していつからやめれるか具体例も交えて)
本記事では、インボイスについての質問に対して、となっぴーが具体例を用いてわかりやすく解説しています。インボイスの緩和策やインボイスのやめ方について知りたい人はぜひ参考にしてみてください。
そして、今回の目次はこちらになります!
Q1:令和5年10月からインボイス登録した場合に利用できる特例はどういうものがあるの?
Q2:インボイスの登録申請はいつまでにどこに提出すればいいの?
Q3:インボイス登録を解除したい場合はどうすればいい?
Q4:インボイス登録を解除するときに注意することはある?
Q1.令和5年10月からインボイス登録した場合に利用できる特例はどういうものがあるの?
インボイス制度の2つの緩和策を紹介していくよ。
1つ目はインボイスの2割特例制度。2割特例とは、納める消費税が2割でOKという制度。例えば、1,000円分の消費税を預かっている場合に2割特例を利用すれば、納める消費税が200円だけになるのが2割特例制度だよ。
ただし、業種によっては不利な計算になる場合もあるから、2割特例の方がおトクになるかは必ず確認しよう。
2つ目は、少額特例制度だよ。少額特例は、税込1万円の経費について、帳簿に書いておけば1万円にかかる消費税分を引いてもいいよという制度。例えば、取引先の人とご飯にいった時に税込5,500円かかった場合、500円の消費税分についてはレシート等がなくても帳簿に書けば引いてOKというが少額特例制度だよ。
でもこの2つを使うためには、一定の要件があるから必ず税理士や税務署に相談しよう。
Q2.インボイスの登録申請はいつまでにどこに提出すればいいの?
インボイス登録は、2023年の9月30日までに所轄の税務署で書類するんだ。所轄の税務署がわからない場合は、国税庁のホームページで調べるか税務署に電話して住所を伝えれば、教えてくれることもあるよ。
Q3.インボイス登録を解除したい場合はどうすればいい?
インボイス登録を辞めたい時は、「登録申請の取り下げ書」をインボイス登録センターに提出しないといけないよ。最初からインボイス登録を辞めたい事業者は、9月30日までに書類を提出するんだ。10月1日を過ぎてからやめる場合は、「登録の取り消し」という複雑な手続きがあるから、税務署や税理士に相談してみよう。
Q4.インボイス登録を解除するときに注意することはある?
インボイス登録を解除するときの注意点は大きく2つあるよ。
1つ目は、取引先に登録番号を教えているケース。インボイス登録しないことで取引先が消費税の計算において不利になるケースや経理処理が複雑になることがあるんだ。だからインボイス登録を解除するときは、取引先に取り下げ理由もしっかり伝えて納得した上で解除することが大切なんだ。
2つ目は「消費税課税事業者選択届出書」を提出してしまっているケースだよ。この書類を出しっぱなしにしているとインボイス登録を解除しても、消費税を納める義務は消えないんだ。消費税課税事業者選択届出書を提出してしまった場合は、「課税事業者選択届出の取り下げ」という手続きが別途必要だから忘れずにね。