2024-07-11
運送業、2024年問題解決のヒントとなるか!!ローソン×ワタミ宅食!!持続可能な配送網を構築し、中食を気軽に食卓へ??
本日は、「 運送業、2024年問題解決のヒントとなるか!!ローソン×ワタミ宅食!!」の経営手法について、解説いたします。
2024年3月にローソンは、ワタミの食事宅配サービスとの連携を開始したとの発表がありましたが、どのような狙いがあって提携が始まったのか、解説していくね。まずはこちらから。
Q. 今回、ローソンとワタミが、業務の効率化を図る観点で協業をすると発表したみたいですが、どのような狙いがあるのでしょうか?
■両社が、ローソン店舗、ワタミ宅食への商品配送を行っている「トラックの非稼働時間を活用」する狙いがあるようですね。
ローソン店舗への商品配送を行っているトラックの非稼働時間を活用して、ワタミが運営する「ワタミの宅食」の商品を埼玉県東松山市の製造工場から首都圏、東京都・埼玉県の営業所約20ヵ所へ配送するようだね。
ローソンでは昨年12月から順次、2024年4月施行の働き方改革関連法への対応や、CO2排出量の削減およびコスト抑制につなげるため、弁当・惣菜・デザートなどのチルド・定温商品の配送回数を1日3回から2回に切り替えを進めていたところ、一部の配送車に非稼働時間が生まれることから、当該時間帯での有効活用を検討しており、協業先を探していたようですね。
一方で、「ワタミの宅食」では、全国523ヵ所の営業所から、1日23万食(平日)を配送していたところ、物流の2024年への対応としてドライバーの労働時間を考慮した配送コースで対応していたけど、土日祝日になると自炊や家族で食事をする機会が増えるなどの理由で、配送数が大きく減少することから1台当たりの積載効率が低く、配送網の効率化が課題となっていたようです。
そこで、今回!
①配送する商品の温度帯や
②シェアリング可能な時間帯が合致した事
③両社の物流拠点が近かった事から、双方の課題解決および持続可能な配送網を構築する事ができると考え、協業に至ることになったようですね。
今回の、ローソン、ワタミのように、社会的・法律的な要請により、自社の経営課題が発生した場合に、他社との助け合い・協業により、経済的デメリットが発生しないような、
経営戦略を練り上げて、先手を打つことが、他社との競争に勝つこと、自社の強みに変革することになると思うので、こういった試みは是非とも真似していきたいところですね。
いかがでしたか?本日は、「運送業、2024年問題解決のヒントとなるか!!ローソン×ワタミ宅食!!」について、解説いたしました。 次回も、経営に関する最新ニュースをお届けしていくから楽しみにしていてね。